令和2年度の西部包括支援センター多職種研修会(高次脳機能障害)が、三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック院長の長谷川幹先生を講師にお迎えして、今月14日(土)パーシモンホール小ホールで開催されました。今年はコロナ禍で会場の定員を制限し、検温・手指の消毒などの感染予防対策が取られたうえでの開催となり、60余名の方々が参加されました。
第一部は『「高次脳機能障害とは」 特徴と対応の基本について 』のテーマで、長谷川先生にご講演いただき、第二部では家族会の当事者及び家族により、「コロナ禍での当事者とその家族の思い」について発表しました。
当事者・家族からは、「医療機関での受診・入院する際の障害に対する認識・理解度の違い、(特に今のコロナ禍で)」や「将来にむけて家族以外のものが当事者を支える仕組み作り」などについてか発言がありました。
参加者からは、「当事者・家族の話は心に響いた・胸の詰まる思いがした」「生の声・実体験を聞けて良かった」「障害者というくくりで見てしまう傾向にある」「担当している利用者を想像しながら話を聞けた。」の感想の声がありました。
毎年開催されている研修会ですが、このような場を設けてくださることを家族会として感謝し、一人でも多くの方が、高次脳機能障害についての知識を得、理解につなげていただくことを願っております。