2024年10月の家族会定例会が、20日(日)に開催され、会員4名
(家族4名)、賛助会員2名が出席されました。
家族会の今後の予定・連絡事項
・西部包括支援センター多職種研修会
11月9日(土) パーシモンホール 小ホール
長谷川幹先生の講演
当事者・家族からの発表 3名ほど
・品川区家族会 主催 ハイブリッド講演会
11月17日(日)
「高次脳機能障害のある方のご家族への支援」
・TKK 高次脳機能障害実践的アプローチ講習会
12月22日(日) ZOOM開催
高次脳機能障害者に対する支援その他の話題
・判断力・意思決定能力が全くないわけではないが、不十分さがある
全くなければ、「後見人」となるが、はざまのような人をどうサポートしていくか
保佐人等の制度をどうつなげてゆくか
・一人で生活できない人をサポートするのが大変
判断能力が、不足しているため、細かい所を見守り・確認する作業が必要
(例えば、日々の寒暖差が大きい場合の着ていくもの)
家族が・・と思われるが、家族以外のサービスが必要(行政のサポート)
家族で解消している問題があるが、それでよいのか
家族がいなくなるとサポートがバッタリと止まってしまう
当事者の特性を解かりやすく説明するツール(取説)があればよい
家族が倒れた時のために、第三者でもわかりように、身体や精神的部分についての
取説のほかに、生活面(衣類の場所等)についての取説があるとよい
エンディングノートのように、定型のツールがあると便利
・将来的に家族が倒れた時、どうするか
障害者の「親なき後」の問題
グループホームなどの要望はあっても、根本的に解決はしていない
家族に何かあったと時のことを考えて、当事者や家族の今後について自分の意志を
書き残して置くことが必要
自分が判断できるうちにサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)等に移るにも選択肢
・この家族会に参加していない人達に情報を伝えたいと思うがうまくいかない
隠れ高次脳機能障害者 気付かないまま自宅にいる人がいるのではないか
他区は、行政と連絡を取り合いながら家族会の運営をやっている
目黒区内にリハビリ病院がないので、区内でリハビリが完結しない 区外に出てしまう
区外のリハビリ病院を退院するときに、目黒区の家族会につながるような情報提供が
あるとよい (近隣の区のリハビリ病院には広報誌「いぶき」は配布している)
家族会の存在を知らないのか、または存在を知っていても選択しないのか
・高次脳機能障害のリハビリ
作業療法と言語聴覚が主になる
高次脳機能障害を専門に通いでリハビリを受けられるところがない
退院後、自宅または施設での生活リハビリ、日々の生活がリハビリになる
・マイナンバーカード・マイナ保険証の扱い
持ち歩かないといけないのが心配
使えるところと使えないところがあり、不便
暗証番号が必要になるが、当事者は分からない・覚えていない
5年間は資格確認証の利用のほうが使いやすい
自身や家族の過去の病歴や服用履歴がわかる点はメリット
賛助会員(MSW)より最近気になる事
・一人暮らしの人で、金銭的・身元の保証が受けられない人が増えている
救急搬送された後、リハビリが必要になっても保証がないとリハビリ病院が
受けてくれない ⇒ リハビリが必要な人が受けられない弊害
最終的には遠方の病院等が引き受けてくれるが、個々のケースで対応しても
埒が明かない ⇒ 行政として考える必要あり
・銀行口座等金融資産をスマホで管理する人が多くなっているが、本人が倒れた時
どこにお金があるのかわからなくなる
暗証番号・パスワードがわからないと開かない
大黒柱が倒れると、一家の生活が成り立たなくなる
携帯会社の緊急対応も、本人でないと応じてくれない
⇒ パスワード等を記録して、緊急時に家族にわかるようにしておく必要がある
・高次脳機能障害者の人数は増えていると思う。
事故によるケースは一定数いるが、特に脳卒中関連では若い世代の患者数が増加
次回の定例会は、2024年12月15日(日) 10:00~12:00