1/31(金曜日)目黒区高次脳機能障害者支援セミナー、
2/2(月曜日)目黒区障害者自立支援協議会イベントと
地域での大きな催しが終了しました。
セミナーのテーマは「障害の受容」、
講師は社会学の先生でした。
また、自立支援協議会のイベントのテーマは、「自分の居場所」で、
高次脳機能障害からは、発症後7年経過した
20歳代のお嬢さんが
パネリストとして発表してくださいました。
この二つの催しで感じたことは、
当事者の方のパワーに圧倒されたということでした。
セミナーでは、講師の先生に進んで質問や意見を述べられていました。
このような場で当事者の意見はなかなか聞けないものでした。
しかし、当事者の方が一番感じている現実や、
意見無しには、サービスや支援はありえません。
大学の先生だって、当事者の意見があってこそ、
研究の意味が出てくるということですから。
イベントでの発表はA4 3枚の原稿で、
発表も10分くらいだったと思います。
その内容は、高次脳機能障害の説明から、
ご自身の7年間のリハビリ生活と、
そこから培った考え方や、
今後この障害に必要な就労支援にまで及ぶ内容の濃いものでした。
高次脳機能障害は、まだまだ社会に浸透しているとは言えず、
参加された行政、医療、福祉の方たちにとっても貴重な意見だったと思います。
当事者が声を出していかなければ、支援体制は変わっていきません。
というか、新しい障害は自分たちで道を切り開いていかなくてはいけません。
脳の機能障害である為、 家族が当事者の気持ちを代弁していくということが多々ありますが、 やはり、それも当事者ありきです。 今回のことから、 当事者主体の場作りも絶対必要だと感じました。
Comments