先月31日(土)、今年で3回目となる令和元年度の東部地区多職種研修会が、講師として三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック院長の長谷川幹先生をお迎えして、田道ふれあい館2Fの高齢者センターで開催されました。
「目黒区高次脳機能障害家族会を迎えて」というテーマのもと、家族会からは、根本会長はじめ当日発表をする3組の当事者・家族を含め10名が参加しました。
第一部で、家族会発足の成り立ちと活動内容について会長より説明があり、
引続き第二部では、「これまでと、これから」について、当事者からの発表と、その後長谷川先生や当事者・家族及び出席者を交えての意見交換が行われました。
当事者側からは、「他の診療科目を受診した時に、医師が高次脳機障害を理解していないことがある。」「認知度が低い」、「相談する場所がない」「加齢による認知機能の低下が心配」等の発言が聞かれました。 「理解されていない・認知度が低い」ことについては、自分の障害や症状を記載し、医療機関で提示することで理解を促すような書式「トリセツ(取扱説明書)」を作成してはどうか、職場でも応用出来るのではないかとの意見が出されました。また地元の開業医の先生からは、地域の医療機関との関わり方等について発言がありました。
意見交換の後は、長谷川先生から高次脳機能障害の特徴と今後の障害者のあり方について、短い時間でしたが、ご講演いただきました。
出席した当事者・家族からは、「自信になった」「参加して良かった」との声が聞かれ、このような場が設けられることで、少しでも多くの方に、理解いただき、啓蒙活動につながればと感じました。
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