10月3日(水)、目黒区東部包括支援センター主催の研修会が、「高次脳機能障害のかたの社会参加の効果と支援 当事者家族を交えて」というテーマで開催されました。当日は、会場の田道ふれあい館高齢者センターに、東部地区の医療関係・介護保険関係の事業者や行政機関・一般の市民などおおよそ90名の方がお集まりになりました。
第一部は、日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会 理事長の長谷川幹先生の「高次脳機能障害の基礎と医師としての体験と25年間の取組み」についての講演、第二部では、当事者や家族の思いや願い、希望、支援者へのお願いなどについて、当事者からの発表として行われ、家族会からも5家族が参加いたしました。
出席者からは、「当事者家族の方の生の声を聴く機会となり大変参考になった」「言葉としては理解していたつもりが実際にお聞きするとなるほどと思う事が多くためになった」等の感想が聞かれました。参加した家族会の会員からは、「発表の時間が少なかった」「質疑応答等のやり取りがもう少しあっても良かったのではないか」との意見がありましたが、このような当事者・家族が自身の事について発表する場を設けていただいたことは、大変ありがたく感じております。
なお、当日研修会に参加された開業医の方から、「高次脳機能障害の啓蒙の重要性を改めて感じることができた。」として家族会の活動に御参加いただくことになりました。このように活動の輪が少しでも広がってゆくことを今後も期待いたします。
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