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  • 2016年7月30日
  • 読了時間: 2分

管理人の娘は12年前に多発性硬化症になり、 その後、高次脳機能障害を持つようになりました。

目黒の家族会を立ち上げたのち、 じっとしていられなくて、 福祉の勉強を始めたわけですが、 時々、スクーリングとかに出席しています。

昨日、今日は「精神障碍者福祉と福祉実践」という科目の講義でした。 通信の大学ですからほとんどが社会人です。 支援施設の職員、病院の看護師さんなどに交じり、 当事者や、 管理人と同じような家族が障害を持っている方が目立ちます。

そうか!みんな思いはおんなじだ!

休憩中、全国各地からいらしている方達と お話しするのがまた楽しい。

今回は、親亡き後のご兄弟の立場の方が、 後ろの席にお二人いらっしゃいました。 そして自ら兄弟の会を立ち上げられていました。

目黒の会ではまだ現実味を持ちませんが、 あと何年かすれば、 兄弟や、子供が勉強して当事者を支える日が来るのでしょう。

今回の講義の目玉は、障害者年金についてでした。 講師の青木聖久先生は最近の著書 「精神障害者の生活支援ー障害年金に着眼した協働的支援」で 精神障害者が手帳や年金をもらう事がどれほど大変なことかを説明し、 それでも、 豊かに生きるために当然の権利として 年金の受給を勧められています。

2日間で2単位取得のスケジュールですから、 15時間プラス試験でクタクタですが、 仲間と出会えて、また勇気を頂きました。

当事者や家族がしっかり勉強して みんなで障害者支援体制作りに参加しなければと感じた二日間でした。

6/11・12の二日間の東京大会も大成功に終わりましたね。

大会に参加された皆様お疲れ様でした。

ともに学び~いろいろな人とつながり~

何よりパワーをたくさん頂きましたね。

根本佳奈さんの大会宣言、

「どうか私たちを可哀そうな人と見ないでください。… 皆が共存できる、ユニバーサルな社会にしましょう。」というスローガンは さわやかで皆様の感動を得たと思いました。

今年は障害者差別解消法が施行された歴史に残る年です。

最後のプログラムで伊東先生が言われていた通り 形だけの法律ではなくするために、 われわれ当事者が声を出していかなければなりませんね。

心地よい疲れと、これからの当事者の皆さんの動きが楽しみです。

家族会もまた前向きに頑張ろうと思いました。

管理人

6/11(土)・12日(日)に 「日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会」が東京で開催されます。 http://caring-jp.com/wp/

目黒の家族会も昨年の6月から実行委員会に加わり。 東京中の当事者、家族、支援者とともに 大会に向けて準備してきました。

この学会は、「双方向」と「コミュニティ」を理念としていますが、 実行委員会の議論では、もやもやっとした考えや、 ぼんやり見えている考えなどを言語にし、それを皆で考えていくという所に 凄さを感じました。 本音をさらけ出して、みんなが本気で考え合うことは、 なかなか体験できるものではありません。

13回委員会を開き全員で討議し、またプログラム毎にグループを組み、 その中で一つのテーマを組み立てていく作業は、 表面上の会話では成立しません。 自分の考えをさらけ出す勇気。人の意見を頂く勇気。 そして皆で作っていくという経験。

まだ大会は 終わっていませんが、 そして、まだこれからが準備の終盤なのですが、 もうこの学会から得たものは、大きく体の中に残りました。

是非、皆さんにも参加いただきたいと思います。

障害者支援は、待っているものでは無いこと。 一歩踏み出し、 自ら切り開いていくものということですね。

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