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このお休みに、いろいろ調べ物をしました。

高次脳機能障害の当事者、家族が書かれている本のところで、 心が引っかかる文がありました。

著者はたぶん外国の医師だった方です。 本人が高次脳機能障害者となってから書かれたものでした。 「脳外科の医者は、みなこの高次脳機能障害者の疑似体験をしてみるべきだ。  前の自分と変わって、出来なくなってしまったことや、  自分が気づかずにミスをしてしまっていることや、  そのことが分かったときに、なんとも情けなく  悔しい思いをすることかを体験してみるべきだ…。」 こんな感じの文章でした。

高次脳機能障害者は外見からわかりにくく、 理解されにくい障害ですね。

日本では、高次脳機能障害は リハビリ科の医師が最も関わってくださっていますが、 神経内科、精神科など関わる医師の皆さんにまだまだ、 この障害理解されていませんよね。

ですから、とんちんかんな質問されたり、スルーされたり、 何で働いていないの?なんて平気で言われたりするんですね。 また、内科や歯科にかかる時も大変苦労しますよね。

この障害ほど、歯がゆいものはないでしょう。 もっと社会の皆さんに分かってもらえると良いんですがね。

しかし、ご本人たちは、苦しみを乗り越えていらっしゃるから 凄いです。

 
  • 2014年12月26日
  • 読了時間: 1分

年末のこの時期に、 助成金のエントリーをひとつ辞退した。

障害者の支援や要望は、 国、都道府県、市町村それぞれに届けられていくが、 われわれ市町村レベルの家族会の生の声はとても大事で、 一人一人が言動、行動していかなければならない。 そんなことが、今この年末に頭に浮かんでいる。

声を出すことや、行動することは、ふつうに生きていれば きっと憚られること。 しかし、家族が障害者となり、黙っていられなくなった。 そして現実に、黙っていても誰も何もしてくれないことが分かった。

何時の時代でもきっと同じように、 苦しみの中から、皆今をつかんでいるのだろう。

何年か前の高次脳機能障害支援連絡会で、 H先生がおっしゃっていたこと。 「新しい障害の理解や支援を草の根運動で広げていくことが大切」

家族会の活動は、草の根そのものだと思う。

ただし、無理はいけない。 パワーが続かなくなる。

 
  • 2014年12月18日
  • 読了時間: 1分

2014年12月7日 晴天 この日、若い夫婦が誕生しました。

地元では有名な神社での結婚式を 家族会の仲間4人で見に行ってきました。

6年前、信号待ちをしていたところに車が突っ込み、 新郎のAさんは、頭を打ちました。 その後のご本人、ご家族の苦しみは並大抵のことではなかったのです。

しかし、職場復帰、裁判などいろいろなことをひとつずつクリアーして、 恋人ができ、結婚することになりました。

高次脳機能障害が消えたわけではありませんが、 彼にふさわしい素敵な伴侶を得て、 もっと豊かに成長されていくことでしょう。

友達であり、家族会の仲間であるお母さん。 知り合ったころは、下向きかげんだった顔が、 今日は晴れ晴れとした母の顔。 美しかったです。

おめでとう!!!

 

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