令和4年2月の家族会定例会が、20日(日)開催され、会員11名(当事者4名・家族7名)
賛助会員2名の方がご参加いただきました。
報告事項
① 昨年11月の西部包括多職種研修会 その後
・障害者団体の懇話会の方が出席くださり、後天性の高次脳機能障害について
理解いただいた。
・家族会が主体となり、区に働きかけて同様な研修会の開催を検討してみたら
どうかとのご提案をいただく
②区への要望について
高次脳機能障害を支える体制や法制度について働きかけてゆきたい
親なき後の子のケア等も含めて
近況報告
・前月初めて参加いただいた男性
障害者枠ではなく一般就労しているが、仕事中に負傷してしまった。
障害のことを話したいないので、無理をしてしまう。
障害者枠であった以前の職場でいじめがあったので、そのトラウマから、
障害については隠している
他の当事者の方から、障害については話たほうがよいのではとの意見が出ました。
・3年前に受傷、2020年8月の定例会に初めて参加された女性が久しぶり参加
ご家族も一緒に出席されました。
自分自身で気付いたこと、腑に落ちることが増えてきた。
リハビリの先生からも気付いたことを褒められる。
やっと受容できるようになった。
「名前が出ない」ことについて、子供の友人や親の名前などはお子さんが言葉が
出てこない部分をフォローしてくれる。
誰かと会った後に思い出すこと等は、lineで後から連絡するなどの方法で対処
脳の中身が全部出てしまったのを、今は一つ一つ拾っているような感覚でいる
家族会定例会の案内をいただけるのはありがたい。
「行けば会える」という場所があることはありがたい。
・障害者枠で就労、5年目になる女性
5年目になることで年度更新の社員から正社員としての就労へ
通勤途中の渋谷駅、工事中でしょっちゅうバス停が移動する
はじめは毎日案内の人に聞いていたが、忘れないように写メするように工夫した
・受傷から12年の男性 72歳
リハビリを継続しているが、ことばの語彙が増えている。
話しかけたり質問をすると、作話ではあるが、話が続くようになった。
・書籍の紹介
鈴木大介著 「壊れた脳と生きる」 筑摩書房
高次脳機能障害の当事者と専門医との対談をまとめた書籍
家族会として、同じ障害をもつ当事者・家族がお互いの気持ちや悩みを話し合い、
実質的なアドバイスはもとより、言葉に出すことにより、心が少しでも軽くなるような場所となればと思います。
次回の定例会の予定 日時: 2022年4月17日(日)10:00~12:00
(家族会総会) 場所: 目黒区中央町社会教育館 (さくらプラザ B1)
状況により変更などがあれば、お知らせいたします
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