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  • 2015年8月14日
  • 読了時間: 1分

残暑見舞いのはがきが届いた。

先日、会って来たばかりの他県に住む友人からだ。 「突然ですが、あの後夫が大変な怪我をして…。」

ビックリして、電話を掛けると、 泣いているだけの友人がいた。

村の祭りの準備中の転落事故。 頸椎損傷らしいことが、 とぎれとぎれにわかった。

あーー。

こんな時は言葉がない。

彼女の娘は中越地震のときから、学校に行けなくなった。 もう12年前の事。 娘さんは成長し、もう20才。 彼女の一家は娘の事にしっかり向き合って生きてきた。

先日は大地の芸術祭の「光の館」に、 友人母娘、私と高次脳の娘の4人で出かけ、 開閉式の天井から見える真四角の青空を 4人で寝転んで穏やかな気持ちで眺めてきたというのにね。

人生何が起きるかわからない。

ただただ怪我をされたご主人の回復を願うのみ。

辛い便りでした。(管理人)

  • 2015年8月8日
  • 読了時間: 2分

障害者手帳は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳の3種類です。

さて、脳損傷を原因とする「高次脳機能障害」の場合はどこに属するのでしょうか? 精神障害者手帳なんですね。

高次脳機能障害の場合、身体障害を併せ持つ方も多くいらっしゃるので、 身体障害者手帳も精神障害者手帳も両方持っている方もいるし、 あえて身体障害者手帳だけの方もいます。 高次脳機能障害だけだと、精神障害者手帳です。

また、同じ脳損傷でも失語症の場合は身体障害者になるのです。

実際、障害者手帳を持つとメリットはあるのかですが、 慣れてくれば、タクシーに乗る時とか、パッと見せて、 「障害者手帳でお願いします。」と言えれば、1割引きとなります。 見た目に普通な高次脳機能障害者は、「えっ?」とか思われることも多々ありますが。 あとは、映画、美術館は半額、付添者も半額になります。 生活面では、このくらいでしょうか。(精神障害者手帳の場足は、JRとか割引はないです。)

もう一つの大きなメリットは、 障害者枠で就労に臨めること。 娘がどこでも働けなくなり、高次脳機能障害だと分かった時、 手帳を取得して、障害者枠で仕事を探そうとしました。 就労支援などの自立訓練のサービスを利用することもできます。

障害者手帳を持つメリット? これは前向きに生きようとするときにはメリットです。 この烙印のような言葉に負けないくらい強くなるための「通行手形」みたいなものともいえます。

娘は4歳の子を持っていますが、孫は生まれた時からずっとこの障害者手帳を見てきたわけで、 最近の工作では、障害者手帳を手作りしているようです。何枚も。 このエピソードを聞いた時は、ウッ!とかなりましたが、 4歳の子供がやがて「障害者手帳」の意味を知っていくのですから 楽しみのような気もします。複雑です。

  • 2015年7月2日
  • 読了時間: 1分

高次脳機能障害の当事者の方々から 日々パワーをもらうようになってきました。

目黒区では専門の支援センターが今年設立10周年を迎えます。 ゼロから出発して、地域の高次脳機能障害者を支えてきてくれました。

家族会も5年です。家族もがんばっています。

そして、障害を受け入れて先に進もうとする当時者の方たちの たくましい考え方に、圧倒され続けています。

自分たちの住む地域で、障害を通してこんなにも多くの方と知り合って、 こんなにも凄いことを教えてもらって、 人生って一度きり、自分らしく生きようよということを気づかせてもらっている気がします。

地域には、いろーんな人がいて、みんなつながっている。少しずつ温かく、みんな一緒に生きている。 そんな気がしています。

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