2020年2月の定例会が16日(日)に開催され、会員11名(家族7名、当事者4名)、
賛助会員3名の方々が出席されました。
講演会等の報告
①第12回目黒区高次脳機能障害者支援セミナー 令和2年1月31日 開催
第一部:「脳卒中による高次脳機能障害―回復期リハビリテーションから社会復帰支援
まで―」のテーマで日産厚生会玉川病院院長の和田 義明先生の講演
・脳卒中の分類 脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血があげられる。
・高次脳機能障害は、脳血管障害が8割で脳外傷が約1割
・回復期リハビリテーションは、中途障害の理解、特に家族の精神的サポートが重要
・障害の克服、自分を認める、社会との関連をとること等。
・障害が残ったときは、社会復帰支援として制度を利用する・生活支援・就労支援・
復職
第二部:「高次脳機能障害の夫とともに歩む回復までの道」
いきいき*がくだいに通う夫をサポートしている奥様のお話
・朝起きてから 就寝までのタイムスケジュールがしっかり出来てこなしている。
・反復練習は有効手段。
・家族とのアウトドアスポーツなども楽しんでいる。
・楽しみながら障害を克服している感がありました。
②目黒区障害者団体懇話会 主催 講演 令和2年2月6日
「障害のある子の「親亡きあと」~「親あるあいだ」の準備」
講師 渡部 伸
・親以外の人にも同様に周知することが必要。幅広い認知を!
・後見人制度・障碍者扶養共済制度の活用を!
・渡辺 伸さんのHPに詳しく書いてある。著書も3冊ある。
③フォーラム太田高次脳 主催 障害別相談会(高次脳機能障がい)令和2年2月9日
「たまりば~」開催100回からみえてきた家族支援
講師 松岡 恵子先生
・自助グループは当事者が集う場で外に出ることで良くなる。という事。
・多少の枠組みが必要で、アドバイスは最低限にし、長く続ける家族会が大切。
・自助とは相手を助けるつもりで自分も助かるということ。
自分の思いを共有すること。
・そのなかで、自立とは依存先を増やす事!
・安心して失敗を語れる所が その人にとっての居場所。
・相談の前に雑談の出来る場が必要。
・希望とは絶望を分かち合う事という文章が響いた。
参加者の近況報告…
・リハビリ「発症から2か月」ルールが撤廃されるかもとのこと
・奥様は何でも言うことを聞いている。娘夫婦が引っ越して来たのは良いが、色々と煩い。
・ご自宅にヘルパーさんが来るようになったので 薬の管理、話し相手になってくれる。
・引っ越して2年になり 慣れてきた事もあり、症状が落ち着いてきた。
運動が好きなので ヨガ教室にかよったりしている。
調布ドリームで個別に話を聞いてくれるので ご主人も心が安定した。
・竹笛を上手に作って楽しそうに吹いてくれた。
・すべてを管理することの大変さ。これから先の心配。
・順調に仕事をしている。色々な作業をさせてもらっている。
・孫たちの携帯の使い方の心配。
これからの家族会の予定
令和2年度家族会総会 4月19日(日)
しつらい(室礼)教室 6月に開催予定。
室礼とは、平安時代、宴や儀式などを行うハレの日に寝殿造りの邸宅の母屋や庇に
調度類を置いて室内を装飾すること。
季節や人生の節目にあわせた書、花、物などを床の間や玄関、壁、棚の上などに飾り、
心豊かに楽しむもの。
当事者の方に講師をお願いして、七夕の短冊づくり…竹を切って使う。
(笹の木は持ち込む) 所要時間2hくらい。
楽しみです!
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