目黒にも一昨年秋から、当事者会が開かれています。
機が熟したと思ってきたころ、
当事者の方が会を作りたいと言われたことがきっかけで、
家族会が場所の確保などを協力する形で始まりました。
参加率が低かったり、
連絡とかも一人の方に集中し、
どうしたものかと思いつつ居りましたが、
一年後に会の名前が付けられ、
ソーシャルワーカーさんが今年度から
少し積極的フォローをして下さることとなりました。
高次脳の方だけで会を運営することの難しさはありますが、
どこをどうお手伝いすればいいのかが、
少し見えてきたように感じます。
動きはゆっくりですが
かえって、それでいいのかもと思います。
他の地域でも、当事者会が出来てきています。
お隣の大田区には「楽花」という名の会が出来ました。
杉並区には「RiTa」という会が出来ました。
そういう時期になったのだと思います。
今年の秋に脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会の
ポスト東京大会が企画されていますが、
今年の実行委員会の当事者さん達も積極的な意見を出しています。
当事者が医療の教育機関に出前講演に行くということも、
ポツリポツリと実現されていますが、
近い将来、これが当たり前になるのだろうと思います。
医療に携わる方が、早い段階で、脳損傷者の実態を勉強して欲しいということですね。
医療の教育機関だけでなく、
企業や地域でもこのような企画は出てくるべきだと思います。
まだないことを愚痴るより、 出来るところからやって行くことは とても大事なことだと思いました。